九頭竜湖畔・飛騨高山・木曽福島ツーリング

2003/5/4〜5/5



キーをONにすると、ステッピングモーターが一旦メーターの針をクルッと振り切らせた。

それを見てニヤリと笑うと一息入れ、ゆっくりとセルスターターを押す。

静かに、でも力強い低音を響かせながら9Rのエンジンに火が入る。



これからの付き合い、宜しく頼むよわが愛車。



昨年末の事故以来、初めてのツーリングだ。

バイク屋に無理を言い、GW後半に何とか間に合わせてもらった。

2日にバイクを受け取り、3日に近くをちょっと走った程度だ。

ほとんどいきなり最初からロングツーリングだが、今回は9Rに体を慣らすのが第一の目的だ。

・・・・・・どーせ走り出したらそんな事は忘れてしまうのだろうが。



午前9時に大阪を出発。中国道豊中ICから高速に乗る。

本線に進入する為スロットルをちょっと開けると、ストレス無くスッと加速。

タコメーターは少し振れただけ。改めて9Rに驚かされる。

さっさと追越車線にレーンチェンジ。あっという間に車の流れに乗る。

いやむしろ車の流れより速い。すぐに前を走っている車に追いついてしまう。

それでもバイクにまだまだ余裕がある事はすぐに判る。いや、余裕なんてもんじゃない。

実力の片鱗すら見せていない、そんな感じが車体から伝わってくる。

渋滞の始まる前の京都南ICを抜け、名神を淡々と走り続ける。

多賀SAで休憩&給油。一息入れる。

法定速度の120〜130%増しで流してきた。それでも体に感じる負担はほとんど無い。

エンジンも余裕で回っている感じだ。



米原JCTを抜け、北陸道に入る。さあ、ここから少し遊んでみるか。

これまで使ってきたギアよりひとつ低めを使い、即時加速体勢に入る準備をする。

見通しよくオービスが無い区間にさしかかると、クッとスロットルを開けた。

スピードメーターの針とタコメーターの針が同調して上っていく。

5,000回転を超えるとエンジンの音が少し変わった。

それに合わせるかのようにパワーが湧き出すのを感じる。

ドォゴッという加速で法定速度の160%を突破。

更にここから200%を超えるのに数秒もかからなかった。

超えるとすぐスロットルを戻す。すると緩やかに減速しまた法定速度の120%に戻っていく。



初めて大台を突破した。

その割には頑張って突破!という感触は無い。むしろ、まだ加速途上で止めてしまった感が強い。

以前、VFRで初めてリミットまで出した時は視界が一気に縦に狭まった。

加えて「全開!」という感じをヒシヒシと感じていた。

それがない。



福井ICを降りると国道158号へ。

少し走ると右側に一面赤い、いや若干ピンクがかった花が咲いていた。

あ〜福井まで来たのだなあ。久しぶりにツーリングしている自分を実感する。

晴れ上がり視界の広い空。緑や茶色が中心の景色。その中で一人走る我が身を振り返る。



「・・・・・・やっぱり戻ってきたなあ。」



何が好きで事故ってもバイクに乗ろうと思うか。それ理由の一つをしみじみとかみしめる。



久々に走ると、体がツーリングを思い出すまでにしばらくかかりそうだと思う。

例えば、何となくであるが私はバイザーを開けたまま風を受けて走るのが案外好きである。

ところが今回バイザーを開けっ放しにしていると、目から涙が止まらなくなる。

以前はこんな事は無かったのだが・・・・・・。目が走る事を忘れてしまったのであろうか。

あとは、流石に体力がついてこない事を感じる。同じ距離を走るのに、以前より疲れを感じてしまう。

体力不足か・・・・・・年のせいじゃねえだろうな!?と自問自答する。

今日は20代最後の誕生日だから余計にそう思ってしまうのだろう。そう納得しよう。



今回国道158号を走っているのは、目的の一つが九頭竜湖畔を走る為だ。

昨年走ったが、霧雨の中でその時は十分に走れなかったからだ。

だが道自体はすごく楽しく、一度晴れている時に走ってみたかったのである。

三連休中日でもあり、車が多いかと思ったがそれほどでもなく淡々と車は流れていく。

山の合間は流れに合わせて、低めのギアで無理せずゆっくりと走り続ける。

それにしても日差しがきつい。遮る物無く燦燦と背中に照りつける。

今回新調したジャケットは黒。余計に熱を集めてくる。

ジリジリと背中がやけてながら、道の駅九頭竜湖に到着。一休み。



ま、こんな感じ。

缶コーヒーを開け一息クッと飲み干すと、ジャケットを脱いで涼む。

体が疲れているのが判る。特に手首にだいぶ体重が乗っているのを感じる。

ニーグリップで支え切れず、どうしても前のめりになってしまう。

後々こいつが9Rでの走り方に影響する事となった。



一呼吸入れると再スタート。今度は湖畔沿いの道が続く。

エメラルド色の水面が映える。いかにも涼しそうな気分にさせてくれる。

適度のカーブはあるがそれなりに車速は乗るし、やはり楽しい。



以前VFRで走った時は、コーナーを曲がり出す時は自分の肩口から入っていく様な感覚だった。

いわゆる腰高でスッと倒れ込み、ペタッと寝るような感じ。もっともそんなに寝かす腕はないが。

だが、9Rは、腰から旋回していくようだ。ドシッと入ってズズズイッと沈んでいくような感じ。

車体を倒すとステアが勝手に内側に入っていく。

乗り方が悪く手に体重をかけていると、その自然の動きを妨げる形となり曲がらない。

VFRではマシンがカバーしていた誤魔化しの部分が、9Rでは通用しない。

精進しなければ・・・・・・。



白鳥町まで出ると、若干車の量が多くなってくる。それでも大阪の事を思えば快適路である。

国道158号を止まることなく走り続け、飛騨街道・白川街道を抜け一路高山へ。

流石に高山市に近づくと車の量が多い。高山市内に入る手前で、市内をパスしようかちょっと迷う。

ま、小腹も空いたし高山で飯でも食うか。この流れだとそんなに渋滞して無いだろう。

そう考え、そのまま158号を直進。



・・・・・・甘かった。GW中日をナメていた。



市内に入ろうとする所から車が動かない。

刺す様に照り付ける日差し。体にまといつく排ガス。一気に不快指数は急上昇。

まいったなあ・・・・・・デジタルメーターの水温計がぐんぐん上昇していく。

と、そのうち電動ファンが全開で回りだした。やばい・・・・・・。

流石に思い切ったすり抜けは出来ず、チョロチョロと前に進み国道41号との交差点に出る。

あ〜うっとうしい!市内はパス!と41号に出て迂回路を探し、市街地を抜け再び158号へ。

しばらく走って右側に大きなドライブインがあったのでそこでストップ。

とりあえず休憩。そういえば前回もここで止まったなあ。

何故か石原プロの宣伝をやっていた。誰かの出身とか、なんかゆかりがあるのか?

スピーカーから流れるのは渡哲也の「くちなしの花」。うーん。

高山ラーメンを食べようと店に入ると、テレビで競馬の天皇賞のレース回顧をやっていた。

角田が勝利騎手インタビュー?ヒシミラクルか・・・・・・ちょっと買ってたが外れたなあ。



・・・・・・えっ・・・・・・という事は、もう16時前か・・・・・・。



今から乗鞍岳を迂回し、木曽福島に辿り着くのにどれくらいかかる?

予約しているユースは18時半には着く様に言われたなあ。

ま、今から2時間半あるし何とかなるだろう。



短いとはいえ今はGW。この考えが甘い事をこの後思い知らされる事になる。



さて再スタートし、また国道158号を走り続ける。

10km程走ると、乗鞍スカイラインの看板がそのままで出ていた。

あぁ、もう一回走りたいなあ。

後ろ髪を引かれる思いで通り過ぎ、安房トンネルの入り口まで辿り着く。

一度安房峠を走ってみようか・・・・・・ん?冬季閉鎖中?・・・・・・しゃーないね・・・・・・。

で、安房トンネルを走り抜け、九十九折を下っていく。

又トンネル・トンネル・・・・・・んん?だんだん車の流れが遅くなっていく。

途中完全に止まってしまった。渋滞だ・・・・・・。

トンネルで渋滞だとどうしようもない。すり抜け出来るスペースも無い。

反対車線に出て抜けようとしても、もし対向車が来たら逃げようが無い。

ただひたすらトロトロと動くのに合わせて進むしかない。

まだ涼しい事だけが救いだ。これで暑かったらどうしようもない。



暗闇の中、メーターの目盛りが緑色に光る。針は赤色に。

デジタルの時計が時を確実に刻んでいく。だが車は遅々として進まない。

まずい・・・・・・これではユースに着くのが遅れてしまう。だがどうする事も出来ない。

ひたすら流れ出すのを待つしかないのだ。やりきれない思いが少しずつ鬱積しだす。

イライラが募る。だがどうしようもないのだ。落ち着け。

気を静めようと上を向くが、視界に入るのは暗いトンネルの天井とオレンジのライト。

クラッチを繋いでは切る。これの繰り返し。既に単純作業の繰り返しと化している。

更に排ガスで頭がボーっとしだす。たまに新鮮な冷たい風を受けドキッとする。

トンネルを抜けても又トンネル。まだ続くのか・・・・・・。

延々トンネルを抜けると、ようやく県道26号との分岐点にさしかかった。

ようやく来た!すでに時計は18時前を指している。ここからは時間的に止まる余裕などない。



県道26号に入ると、これまで鬱積したものを吐き出すようにスロットルを開けた。

エンジンが唸りをあげる。リアタイヤがドッと車体を前に押し出す。

今の自分で乗りこなせる限度一杯で走る。だが見えない疲労が体を前のめりにさせている。

コーナーを曲がろうにも自分でハンドルを押さえてしまい、曲がるのを妨げている。

ニーグリップしようにも長時間維持出来ない。すぐに疲れてしまう。

これではこれ以上のペースで走れない・・・・・・どうする?

と、あるコーナーで、ふと体重をお尻にグッとかけてみた。すると腕から力が抜けた。

そのまま腰をイン側にほんの少しずらす。するとハンドルがクッと内側に入った。

すると、自分が想像していたより速いスピードでコーナーを曲がり切る。



(オッ?)



調子に乗って次のコーナーも同じようにすると、やはり速く曲がったように感じる。

へー。こいつはこういう乗り方なのか。やはりVFRとはぜんぜん違う。

だが同じ事を繰り返していると、やはりまだ慣れてなくて9Rを掴みきれていない事が判る。

コーナー進入時、背筋がゾクリとする。やばい、調子に乗り過ぎた。進入が速すぎる。

目一杯内側に体を入れるが、9Rの鼻先がジリジリと道の外側へ向かうのが判る。

持ち堪えろ、ギリギリいける。そうそう、そのまま!いけ!

曲がり切るとちょうど路側帯の白線の上を走っていた。何とかクリア。ほんと背筋がゾクゾクするよ。

急いでいるけど落ち着いて走ろう。そう頭の中を落ち着かせて先を急ぐ。



県道26号は途中ところどころ集落がある所を抜けるが、基本的にはあまり人がいないようだ。

で、言われた時間に間に合うべく走り続ける。出来る限り速く。

全開でスロットルを開けられる訳は無いが、それでも法定速度などではない。

少なくとも下道で出す速度ではない事は確かだ。それを9Rは難なく走っているように思わせる。

一気に走り抜け、国道19号に合流。ここですでに時間は18時27分。あと3分。

全力で走っても間に合わないだろう……とりあえず電話しておくか。

で、気付く。嗚呼、圏外だ……。もうあとは走るしかない。



無茶な追い抜きなどはせず、でも出来るだけ速く走り続ける。

国道19号から脇道にそれ、登り坂を駆け上がっていく。

途中別荘地を抜け、登りきってちょっと曲がった所に木曽旅情庵YHがある。



着いた……十分遅刻だ。

玄関前は若干下り坂になっている。で、横は木の壁が続いている。

壁の横ギリギリにバイクを止め、先にサイドスタンドを出す。もう両手ともクタクタだ。

早いところ中に入って到着の連絡をしないと。そう思って降りようとした時だった。

車体が前に動き出す。サイドスタンドが車体の支えの機能を果たさない位置まで進んでしまった。

グラリと左に車体が振れる。車体バランスを復帰出来る限界点を越えた事が判る。あ、ヤバイ、

いきなり立ちゴケなんて出来るか。だがそれを支え切るだけの握力はもう失せていた。



「……ドン」壁に鈍い音が響く。



壁と車体に体を挟まれた。いや、挟まれたと言うより挟ませた。

壁ギリギリに止めたので完全に転倒する事はない筈だ。そう思い、咄嗟に左肩から体を滑り込ませた。

これで車体に傷が入る事はない。で、車体を気合一発引き起こす。

建屋の裏にちゃんと駐機させてからよく見ても傷はついていない。よかった……。

だが、後で考えると左鎖骨をまた砕くような事に成りかねなかったのでは、と思う。



夕食はすき焼きだった。相変わらずここで食べるご飯が美味しい。

だが、茶碗を持つ手は少し震えていた。やっべー結構疲れてる。

夕食を終えると、広間にKさんが来ていた。

Kさんは昨日出発していて、京都から箱根まで行き、今日は富士山を廻ってここまで来たのだ。

広間でのんびりこたつに入りながら、ほうじ茶をすする。ああ、幸せ。

この一杯が楽しみでここに来ているようなものだ。

つらつらと時が流れ消灯の時間になり、11時頃就寝。

日頃の生活では寝付くなんて無理な時間であるが、疲れに引きずり込まれて熟睡していた。













朝、のんびりと起き出した。

日頃の習慣からか朝ご飯は食べない。もっとも、食べられないと言う方が正しい。

簡単な荷物しかないがそれを積むと、ぷ〜らぷ〜ら散歩に出た。



いい天気だ。美味しい空気を目一杯吸い込む。

そんなに慌てて出発する事もない。

それにタンクには恐らく半分位しかガソリンがが入っていないはずだ。

恐らく高山までもつだろうが、すぐ近くのGSで給油する事も考えていた。

なにせまだまだ頭の中で燃費計算が出来ない。どんな走り方をしたら何処までもつか、という事が。

そんな事を考えながらしばらく歩いて戻ると、他のライダー達も駐機場まで出て来ていた。

荷物を整理しながら色々と話す。と、そこにYHのペアレントさんも出てきて話に加わる。

近くに木の股から水が湧き出している所があるらしい。ここから歩いてすぐ近くだという。

では見に行こうという事になり、徒歩で来ている人も加え5人でトボトボ歩き出す。

5分程度って言ってたような気がするけど……するけど……けど……。

なんかうっそうとした茂みに入って行くし。どこまで行くのやら。

だんだん日ごろの不摂生が効いてきたのか、うっすら額に汗を掻き始める。

おいおい、こんな程度でもう体が悲鳴を上げるかよ。参ったなあもう……。

しばらくして木の股に到着。あ、ほんとだ。水が涌き出てる。

「この峠越えるところまで行ってみましょうか」

……ついていけるかなあ。そんな事を思いながら、なんとか登り切り一休み。

今度はうだうだと来た道を下って行く。

本当はこちらの方が足腰には負担が大きいのだが、気分的には非常に楽だ。

一気に下って駐機場まで戻る。



さあて、そろそろ出るか。



チョークを引いて始動。響く低音。あんまりここではアイドリング出来ないなあ。

さっさとスタートすると、国道19号まで出る道を下って行く。

結構な下りなので「アイドリング」しながら。人も少ないので惰性で……。

これで少しは暖まっただろう。そうする内に国道19号に合流。そのまま南へ。



YHからkさんと一緒に出てきた。だが、別にペース合わせて並走する事は約束してない。

とりあえず同じ道を走る事だけ判っているが、お互い自分の好きなペースで走ろうと。

でも、結局並走する事になるんですよ。信号もないしそんなにちぎられる訳でもないですし。

適度なハイペース。これが気持ち良いですね。



さて、国道19号からすぐに国道361号に入る。

車が一気に少なくなり、一段とペースが上がる。

地蔵峠を迂回し、新地蔵トンネルを抜ける。

開田を通り過ぎ、、山道をくねくね抜けていくと遠目に御岳が見えてくる。

まだ頂上に雪がかかっていて、白い冠が青空に浮かび美しい。

途中、展望台のような所でちょっと休憩。一応9Rと共に記念撮影。



燦燦と日差しは差しているが、流石に標高が高いからかまだまだ涼しい。



しばらく眺めた後、再スタート。国道361号を走り続ける。

山間の道を抜けていく。かなり気持ちよく淡々と走り続けることが出来る。いいね、この道。

9Rが全力を出せるようなところがある訳ではないが、かなり余裕を持って走る事が出来る。

権現トンネルと抜け、美女峠の手前で県道87号で国道41号へ。

始めは高山市の渋滞を抜けるつもりだった。

だが、お昼を取るにはギリギリの時間だ。これより先にしばらくご飯が食べられるような町がない。

給油後、色々考えた挙句に高山市内に入る事にした。

市内に入ると、祭をやっていてかなりの人ごみだ。あっちゃ〜まいったなあ。

市内をクルクル回ってようやく公園のそばにバイクを止める。

ちょうど橋のたもとで何かの儀式のような事をやっていた。

その横にあるみたらし団子屋で串を二本買う。

両手に串を持つ姿を見てkさんに笑われる。いーやんか甘い物でも。好きなんだよ。

みたらし団子を食べた後、改めて昼ご飯という事で。私はそばを。kさんはほうば味噌定食を。



ちょっとゆっくりした後出発。国道158号を西に。

私としては来た道を戻る事になるのだが、いい道だしまた楽しめそうだ。

それなりに車もいるが、それなりのペースでは走る事が出来る。

止まらず淡々と走り続ける。九頭竜湖の湖岸を流し続ける。



道の駅九頭竜で一休み。一休みったって高山市からここまで何キロあるんだか。

と、この駅はどうやら終着駅らしい。本数も少なく線路にも下りれるようだ。



線路にてkさんを。何かの一場面みたいで格好いいですね。

私も撮ったのですが、うしろ姿がなんとも滑稽で。自粛しときます。



しばらくして出発。また美濃街道を走り続ける。福井市に近付くにつれて車の量も増える。

だがあまり渋滞もなく通り抜けることが出来た。福井ICから北陸道にのる。

南条SAまで一気に走りいったん休憩。





9Rと共に。いやあ、にやけてますな。



ここからはkさんと別れる。それぞれ止まる予定のSAが違うからだ。

再スタート。一気に米原JCTまでいく。と、渋滞……?

あ、そうだよ今はGWだよ。それにしてもここから渋滞かよ。まいったなあ。

こそこそパトカーの目を盗んで路肩を走りつつ、多賀SAまで辿り着く。

ま、仕方ないなあ。そう思ってファーストフードで軽く食べて、バイク置き場に戻るとkさんがいた。

へ?っと思って聞くと、賎ヶ岳SAは一杯だったらしい。そりゃそうだろうなあ、どこ行っても。

後ろ髪を引かれつつ、改めて別れるとまた大阪に向かって走り出す。



別に渋滞がマシになった訳ではないが、まあ先には進まないと。

と、大津SAの手前から結構流れ出しているじゃないか。このまま京都を通過すれば……

行けぇ!このまま止まったりするな、一気に抜けてしまうぞ。

9Rは余裕の巡航中。ペースが上がればいつでも一気に飛び出せる状態だ。

京都南ICを通過。よっしゃ!ここからはもう少しだ。

少しペースをあげて巡航を続ける。いやあ、すっごいね9R。この余裕たっぷりな事。

しばらく走り豊中ICで降りて一路家まで。それもあっという間だ。

家に着くと早々にバイクをガレージにしまう。



今回は9Rでの初ツーリングだったが、案外楽しく乗る事が出来た。

だが、怖さを少しだけ垣間見せた。自分の手に余るオーバーパワー。

少しずつその力を手の内にいれていく為に。末永く付き合おうぜ。